So-net無料ブログ作成
検索選択

ブタジエン価格、 インド新工場 [材料相場、需給]

ブタジエンが高騰しています。1月20日現在US$2850/MTという指標がでているが、さすがにこのあたりで止まっています。確かにアジア各地でちょこちょこブタジエン工場の不具合がでているが、中国が本当にこの価格で買っているのか? たぶん薄商いで価格だけがあるのでは?確かに中国のタイヤ会社が生産を回復してきているのは事実だが、ちょっと天然ゴム(これは完全にマネーゲーム化しており、証券会社がまだ天然ゴムを買っている)といい、ブタジエンといい需給を無視しているのではと思います。国内合成ゴムも2月からの新価格がでたが、加藤の昨年11月の予想より、かなり値上げ幅が大きくなった。昨今のブタジエン価格を反映したものでしょう。カーボンブラックも値上げ約¥15/kgが発表になった。加藤が11月の日本ゴム工業会資材講演会で、講演したときにカーボンブラックが2月-3月に必ず値上げになりますと話しましたがその通りに、こちらもそのときに皆さんに説明した値上げ幅より大きくなった。原油、円安を考えれば当然でしょう。
先週はインド、タイにいました。写真とおり当社のインド合弁会社INDO-JAPAN POLYMERS社の樹脂添加剤マスターバッチ工場です。2月に完成ですが、急ピッチに建築工事、機械据付が始まっています。タイでは日系ユーザーを訪問、さらに日本に輸入しているタイヤチューブスクラップ(写真、ブチル再生ゴムの原料)の検品と商談です。2日続きの夜行便での移動はさすがに疲れました。
 2月には またインド、中東、ヨーロッパ、米国と世界一周出張をしてきます。こちらも夜行便3回か。
DSC02106E.jpgDSC02167E.jpgDSC02129E.jpgDSC02218E.jpg


インド RUBBEREXPO2017参加 ゴム技術センター見学 [海外]

1月19日から開催されているアジア最大(中国を除く)のゴム展示会INDIA RUBBER EXPO2017に参加、出展しました。当社の合弁会社INDO-JAPAN POLYMERS(印日)もインド側合弁相手のRAMCHARAN COMPANY社のブースに共同出展しています。このゴム展示会は出展社は400社余り、3日間の参加人数は3万人弱で、ゴム材料、ゴム機械の展示会です。このゴム展示会は9回目の開催でさすが6000社ほどゴム企業があるインド(中国は1万社、日本は1000社)ですので参加者の数が多いです。日本からは日本ゼオン、デンカ、東洋精機、弘栄貿易、信越化学工業がブースを構え、また現地代理店のブースでは、東ソー、ダイキン、IHI,リックス等が日本人説明員を配置していました。インドの材料、機械メーカーだけでなく、世界中からゴム材料、ゴム機械メーカーが出展し、中国からの出展だけで、100社を超え、ロシアSIBUR(合成ゴム)の出展もありました。年々規模が大きくなっているインドのゴム産業を感じました。今回はインド銀行がブースを出展し、そこでは今後現金を使わず、クレジットカード、デビットカード、携帯アプリで購入しようとキャンペーン中です。インドは昨年12月にいきなり流通していた約1000円以上の紙幣を廃止して無効にして、銀行で新札に取り換えを強制しました。偽札防止とタンス預金脱税を防ぐためでした。12月でその交換も終わってしまいましたので、加藤も使えない紙幣を今持っています。新札の印刷が間に合わないので、このようなキャンペーンを政府がやっています。この数か月は現金不足で、自動車、2輪車販売も振るわず、一時的ですが、このあたりがインド的です。
当社のインドパートナーのRAMCHARAN社では開催期間中にゴム技術セミナー(テーマはブルーム問題、ゴムのトラブルシューティング)とCHENNAI市内にある同社のゴム技術センター見学を開催し、100名弱のゴム技術者が参加されました。これは当社のアドバイスがもあり、RAMCHARAN社が単なるディーラー(ゴム問屋)ではなく、ゴム商社が技術センターを持ち、ユーザーに代わり(有料ですが)ゴム試験(物性試験だけでなく、摩耗、屈曲、ガス透過度、熱老化、等の特殊試験まで)や、配合設計、試作コンパウンド作り(2Lテストバンバリー、8インチロール、試験用押出機等)をやり、総合的にゴム材料(コンパウンドを含め)販売をやろうということです。ゴムコンパウンドの製造は、当社の合弁会社INDO-JAPAN POLYMERSが行っています。ゴム商社が配合設計できるゴム技術者を抱え、技術支援までやります。下の写真のとおりです。またゴム材料ハンドブックも発行しユーザーに配布しています。今回その技術センターを見学もしました。来週はタイに行きます。そういえば1月になってから7回海外の飛行機に乗っているが、成田ーバンコック間以外はほとんど日本人が乗っていない(飛行機に日本人数人だけ)フライトばかりだったな。JAL,ANAに滅多に乗らないからか。
DSC02030e.jpgDSC02033e.jpgDSC02020e.jpgDSC02022e.jpgDSC02024e.jpgDSC02025e.jpgDSC02037e.jpgDSC02039e.jpgDSC02044e.jpgDSC02058e.jpgDSC02057e.jpgDSC02080e.jpgDSC02082e.jpg

台湾、ベトナムへ [海外]

先週1月9日の祭日は台湾出張で、完成したロールの試運転立ち合い。10-12日は取引先に新年のあいさつ回り、13-14日はベトナム出張でした。ベトナムは旧正月前で写真のとおり街も正月お祝いの飾りつけがきれいです。今回は日本のタイヤメーカーの幹部の方と天然ゴム工場を回りました。ベトナムは2月中旬から5月中旬までwintering(落葉期)で天然ゴムの生産が止まります。そのため、今はその3か月の出荷のための備蓄生産の真っ最中です。まずは在庫が予定どおり備蓄されているかを倉庫で実際天然ゴムが入ったメタルボックスの数を数えて、チェックです。こちらが本当に数えておかないと安心できません。
天然ゴムがまた値上がりしています。タイの洪水が影響と新聞にもでていますが、違和感もあり。確かのタイの南部で洪水があり、橋が通れなくなり迂回しています。天然ゴムの港への輸送にあと2日程度余計にかかりますが、天然ゴム農園、工場が破壊されたわけでもなく。どうも天然ゴム価格はニュースに敏感に動きすぎです。それよりもブタジエンの高騰が心配です。1月にはいりUS$2550/MTまで急騰しています。主要ブタジエン工場が事故、火災で止まったわけでもないのに。5月からの合成ゴム値上げが相当になるでしょう。
写真は台湾製ロール、台南市名物の担子麺、 ベトナムの道も正月飾り、緑の多い、ホーチミン市内の道、VRGJAPANの事務所(加藤の社長室もあり、会議室)、周りが天然ゴムである高速道路、天然ゴム工場、備蓄中の天然ゴムの在庫、ベトナム子会社での忘年会(旧正月前の会食)です。
今週後半はインド出張で、INDIA RUBBER EXPOの参加(子会社INDO-JAPAN POLYMERSも合弁相手のRAMCHARAN COMPANYのブースで出展します)、その後建設中の工場を視察、その後タイで取引先を訪問となります。1月の海外出張はこれで3回です。少々疲れています。

DSC01979E.jpgDSC01946E.jpg20170113_182532E.jpg20170114_095110E.jpgDSC01995E.jpgDSC01985E.jpgDSC01998e.jpgDSC02003e.jpgDSC02005E.jpgDSC02013e.jpg

2017年は原材料値上がりの年 [材料相場、需給]

2017年本年もよろしくお願いします。
昨年12月に日本ゴム工業会での開催された当社加藤の資材関係講演でもお話しましたが、今年前半は天然ゴム、合成ゴム、カーボンブラックがすべて値上がりになります。天然ゴムは昨年11月からマネーゲームの金が天然ゴム市場に流れ込み、値段が50%以上あがりましたが、ラテックスグレード(RSS3)を中心に、春までの受け渡し分に売りつくしており、全体の需給バランスは決して不足していませんが、春まで供給が増えません。よってなかなか下がらない。天然ゴム農園、農民、小企業がこの価格レベルを保持したいので、供給を増やしていません。合成ゴムはブタジエンが高騰しており、2月5月に相当値上がりになります(EPはそこそこの値上げにとどまりますが)。さらに円安が合成ゴムの値上げを拍車をかけます。¥30/kg以上の値上がりは覚悟か。ブタジエンの値上がりの理由が、天然ゴム価格高騰というから始末に悪い。 どうも中国のゴム関係者が、すべての価格が上がると予想して、ゴム原料を買い占めに動き出したか? それほど中国のゴム原料の需要が急回復していませんが。カーボンブラックも今年は再度の値上がりがあるでしょう。近々か。
 日本経済新聞朝刊で私の履歴書で日産自動車のゴーン会長の話が連載されています。今週の分で、ゴーン会長がタイヤのミシュランに勤務し、工場長をしていた時の話が出ています。26歳で国内タイヤ工場の工場長、30歳代で海外工場の社長ですから、これはすごい。日本のタイヤ会社では考えられない。ゴーン氏が抜群に優秀だったでしょうが。
またミシュランが天然ゴムの原料のラテックスを効率的に管理することを検討している話がでてきます。ミシュランはタイヤメーカーですが、天然ゴム工場も持っています。原料ラテックスの管理とは私にとっては大変興味深い。ミシュランはそこまでやっていたのか。ミシュランは業界ではミステリアスミシュランと言われています。なかなか実態が外に漏れてきていません。原料へのこだわりもすごいですが、さすがミシュラン。
ベトナムVRGグレープ工場(当社出資先VRGJAPANも関係していますが)ではミシュラン向けに天然ゴムを出荷している工場がありますが、ミシュランの指示によるその天然ゴムの作り方は、今まで見たこともないようなやり方をしています。これがラテックスの管理ということか?
今年もよろしくお願いします。
Nihongomukougyoukaikouen1.JPGNihongomukougyoukaikouen26.JPGNihongomukougyoukaikouen25.jpg