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SABIC 合成ゴムEPDM,BR 生産開始 [海外]

サウジアラビア国営の石油化学会社SABIC社が合成ゴム BR、EPDMの商業生産を開始しました。BRはGOODYEARの技術、EPDMはEXXONMOBILの技術です。当社がSABICの合成ゴムに注目したのは3年前2013年1月に加藤がSABICのマーケッティング部長に面談したところからです。EPDMは5グレードですが、ホース、ウェザーストリップ、防水シート、電線に使えるグレードです。日本製EPDMのようにグレードがたくさんはありませんが、コスト競争力は相当ありそうです。自社で石油から、エチレン、プロピレン、ブタジエンを生産しています。どうも樹脂的な販売をしそうです。ということで先週はSABICの方と打ち合わせ。なかなか面白い商材です。https://www.sabic.com/asia/en/images/Product-Data-Sheet-POLYMERS-Elastomer-EPDM-657-May16_tcm16-5669.pdf あたりにカタログがあります。この件のお問い合わせは、加藤事務所まで。見積もりできます。
今後の合成ゴムマーケットは、原料から一貫生産できるサウジアラビア等中近東の会社、シェールガスオイルで安い原料が入手できる北米の会社、大きな生産能力で効率よく生産する韓国勢、 モノ余りの中国勢、が注目です。日本勢は、国内は高級グレード路線で、またはシンガポール、タイ、韓国で汎用グレード生産 という風にそれぞれ得意な分野で勝負することになるでしょう。
下の写真はSABIC社合成ゴムのサイトの画面です。
また今週は当社が日本ゴム協会、ゴム練り分科会でゴム薬品の発表をしました。この前は接着分科会でもフッ素ゴムの世界について発表させていただきました。9月には加藤がゴム技術シンポジウムで世界のゴム練り事情 について講演をします。またゴムタイムス社では加藤の「世界のゴム事情2015年版(pdf版)¥880」が好評(?)発売中です。
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異物混入は敵だ! [天然ゴム]

先週に続き、今週はまたベトナム出張2日間です。某日本のタイヤ会社の方と天然ゴム2工場で打ち合わせ、工程監査です。今回はベトナム軍の運営している天然ゴム工場を紹介しました。下の写真のとおりですが、ラテックス固化槽の天井手前にある赤い看板(標語)には「異物混入は敵だ!」とベトナム語で書かれています。さすが軍隊、軍人らしい表現です。当社VRGJAPAN(加藤事務所の合弁会社)が天然ゴム工場に対して、天然ゴムは異物混入を防ぐのが大切だ。それは十分注意してくださいと要望してきました。それが軍工場では 異物混入は敵だ となりました。
ラテックスを運んでくるトラックも赤いナンバープレートがついていて、これも軍用車です。工程管理は命令が徹底しています。品質管理も熱心です。
また、別の工場ではSVR3Lの包装後の外観チェック、カット部分をWHITESPOT検査をして工程も監査しました。
高原地区からホーチミンへはVietJet航空の便で帰りました。ベトナム第二の航空会社で格安航空会社ですが、写真のとおりのように、ベトナムは社会主義国でも、かなり柔らかい雰囲気です。「ベトジェット・セクシー」として政府から罰金をくらうことがあるそうです。
8月にもまたベトナム出張がありそうです。
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またシンガール、ベトナム出張 [天然ゴム]

2週間前に続いてまたシンガポール、ベトナムに出張です。天然ゴムはウィンタリング時期(落葉期)が終わり、天然ゴムの生産もフル生産にもどってきています。今回は天然ゴム生産、品質管理をよる知っている日本技術者(こんな人はめったにいませんが)を顧問にお願いして同行してもらいました。シンガポールでは日系タイヤ会社数社を訪問、その晩ベトナムに移動し、天然ゴム工場で打ち合わせしてきました。ベトナム風RSS3の作り方は、下の写真のとおりですが、ゴム農園からタッピングしたラテックスに酸を加えてプールで固化、巨大な豆腐です。それをスライスして、干して水切りして、燻製室で数日間、一枚つづ検品して、111㎏ブロックや33kgベールにして出来上がりです。SVR10、CV60、CV50、SVR5Sも生産しています。
 最近天然ゴム、特にRSS3の価格が上昇してきています。需給バランスを考えると、それほど上がるはずではありませんが、何か価格を上げる理由があるのでしょう。SINOCHEMの狙いは?
最近中国関係(中国政府)による天然ゴム市場のコントロールの影が気になります。 ピレリ―タイヤを買収したぐらいですから、豊富な資金で長期的に何かを狙っているのでしょう。
この出張の間で化学工業日報社の化学経済8月号の特集での合成ゴムの原稿が完成し、発送、9月の日本ゴム協会技術シンポジウム、ゴム練り講演会で「世界のゴム練り事情」の講演原稿作り、あとコンサルティング契約での作業がいろいろ、とあっという間です。来週はまたベトナム出張、なにかほぼ毎週、アジアに出張をしているペースです。
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シンガポール出張、シンガポール天然ゴム取引所 [海外]

6/28にはシンガポールに夜行便で出張。日系合成ゴム工場、日系タイヤメーカー他と3件の打ち合わせ。その晩は下の写真の通りちょっと観光。シンガポールのローカルフード、フィッシュヘッドカレーです。おいしかった。シンガポール滞在時間は24時間ぐらいでした。写真の
川沿いのレストラン街ですが、その昔、このあたりでマレーシアからの天然ゴムが持ち込まれ、検品し、天然ゴムにマークが付けられ、沖の大型船にはしけで運びそこから世界中の天然ゴムは運ばれていた。そんな倉庫がたくさんあった。とYタイヤ会社の購買の方に教えてもらいました。
6/27には東京でシンガポールの天然ゴム取引所のSGX(SICOM)のプレゼンに参加。中国での天然ゴム取引の現状、SGXが中国国内での受け渡しの取引所開設計画の話が興味を持ちました。中国での天然ゴム取引では、実際には取引できない、怪しい契約があり、それを払拭するためにとのこと。さすが中国のことです。ノンデリか。シンガポールの天然ゴム取引はTSR20が多く、RSS3は年々減ってきています。また東京商品取引所より、相対的にシンガポール取引所は実需の取引が多いのが特徴です。しかし他の商品取引に比べると天然ゴムの取引は多くありません。SGXもてこ入れしたいのでしょう。
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