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タイ ゴムタイヤ展示会参加、ベトナムにも [海外]

3月11-12日とタイのゴムラテックスタイヤ展示会GRTEに参加してきました。日本ゴム協会の出展ブースで、IRC2016北九州(今年10月25-28日に開催)の宣伝部長として、タイのゴム展示会に出展している会社に今年10月のIRC2016ゴムエラストマー技術展に出展をお願いする役目です。もちろん日本ゴム協会の費用ではなく自腹費用です。ゴム業界にお世話になっているのですから、そのぐらいはお役にたたなければ。昨年11月の中国上海、このタイ、来週の中国青島とアジア中のゴム展示会、ゴム総会に参加してIRC2016のPRをしています。今回も100社のブースを回り、IRC2016技術展に説明をして、出展のお願いをしてきました。
数社に手ごたえあり。先週申し込みがすぐありました。ロシアの合成ゴムメーカーにもお願いしています。
下の写真のとおり、120社以上の出展、参加者は5000名ぐらい、中国からの出展も30%ぐらいあります。出展内容は3月22日発行のゴム報知新聞に載った私のレポートのとおり。このゴム展示会は技術セミナーあり、ゴム知識のオリンピック(1位は3万円の賞金あり)、工夫を凝らしていました。私もゴム知識オリンピックに参加して、挑戦してみました。英語の質問で30問、配合に関するものが多かったですが、タイヤの配合の問題がわからず惨敗。あとで一緒にこのタイ展示会に参加した横浜ゴム材料設計の網野さんに、正解をきいたらすらすらと答えてくれました。網野さんがこのオリンピックに参加されれれば1位だったはず。もっともプロが参加してはいけないか。質問を作成したタイ人の技術者と話して、どうだいい問題だっただろうといわれて、そのとおり。IRC2016ゴム展示会でも同じことをやろうか。
 今回タイ往復は日程に都合もあり、格安航空のタイエアアジア航空で、夜行便で往復しました。食事もコーヒーも毛布も有料。席も狭く、機内アナウンスもほぼタイ語、乗客の95%がタイ人。300名以上乗っていますが、日本人乗客10名ぐらい。ビジネス客3名だけ。とい貴重な?ひどい体験でした。
 11日夕方からタイからベトナムホーチミンへ移動12日土曜日は合弁会社VRGJAPANで一日中会議。事業計画、今年前半の出荷計画の確認、資金繰りの打ち合わせ、WINTERING明けの工場稼働開始時期の確認等 加藤は現地社長としてやるべきこともいろいろあり、会社として新車社有車購入、会社事務所をVRG旧本社ビルに移転と4月の課題もいろいろあります。
 12日晩、またベトナムからタイに移動し、それから成田へ夜行便。つかれます。
来週は中国青島市で開催される中国ゴム工業会総会とEXPOに行ってきます。いま中国のゴムタイヤ業界で何が起こっているか(どのぐらい生産が悪化しているか。いつまで低迷するのか?)をこの目で見てきます。
下の写真はGRTEゴムタイヤ展示会の様子。最後の一枚はホーチミン市内。
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鬼怒川ゴム工業が非上場に、日本政策投資銀行により買収 [ご紹介]

加藤は今週はタイのゴム展示会の参加し、その後ベトナムでVRGJAPANの社内会議開催で海外出張でしたが、そのなかで12日に東証1部上場の日産系とみられる鬼怒川ゴム工業が日本政策投資銀行により買収され、非上場になり、その後海外企業の買収等して、国際企業となり、再上場をめざすことが発表になった。
詳細は鬼怒川ゴム工業のホームページhttp://www.kinugawa-rubber.co.jp/pdf/PressRelease_20160311_2.pdf に記載されているが、これは業績不振で国による救済ではない。戦略的に日産系列から離れて、ウェザーストリップ等で国際企業をめざすための第一歩である。
12日の同社の役員さんから海外出張中の加藤に携帯電話で今回のご説明をいただいたが、今回の動きは日本のゴム関係者を勇気づける英断である。
 確かに鬼怒川ゴムは日産グレープではあるが、最近はダイハツとの取引も多く、さらにWVとの中国、その他の地域で取引がふえてきている。日産向けの商売だけでは安定しているが、それ以上の成長がない。一方ウェザーストリップの大手メーカーは、ハッチンソン、コンチテック、ヘニングス、クーパースタンダードと合併で大きくなり、アジア、EU,USAに製造拠点をもって、どの地域でも供給できる体制をもつ巨大な会社が強力になってきている。かつての王者シュレーゲル、メツラー、BTRもこの流れに飲み込まれていった。鬼怒川ゴム工業は、豊田合成がトヨタ向け、西川ゴムが日系向けだけ(C-S経由のFORD向けもあるが)を注力しているのと姿勢が異なる。世界で生き残るウェザーストリップ、ドアーシールの会社になるためには、どうしてもEUで生産拠点が必要になる。ウェザーストリップは部品がかさばり、自動車メーカー工場の近くで生産する必要があるからだ。大型買収をすれば、今後数年は業績は下がるが、株価、株主からの圧力も気になる。
大株主の日産も東洋ゴム工業も、EUに大きな工場がないので、EUにおける大型買収までは望まないであろう。しかし会社の業績が伸び、世界の大手数社仲間入りするためには、今回の動きはどうしても必要な工程である。
ブリヂストンのFIRESTONEの買収、住友ゴムのGOODYEARとの離別、住友理工(東海ゴム)のアンビス、DYTEC,他の買収、NOKとFreudenbergとの戦略的提携、どれも世界で5位以内をめざすための勝負でああった。今回はウェザーストリップの世界で、日本の企業が世界を目指す勇断である。
日産出身の現社長の英断に感服した。合成ゴムの世界(JSR,旭化成、電気化学、他)でも、それぞれの分野で世界の大手TOP入りを果たしている。日本のゴム関連企業が、世界のプレーヤーの仲間入りになること、大変勇気づけられました。

フッ素ゴム相談室 新設   ブタジエン価格が高くなってきた [材料相場、需給]

Rubberstation.comのサイトにフッ素ゴム相談室を新設しました。当社の技術顧問の杉谷さん(元日本ゼオン、元旭硝子、元ソルベイ、元三福工業)にお願いして、ゴム会社がどのフッ素ゴムを選んだらよいかの相談室を作りました。ポリマーの選択アドバイス、配合アドバイスは有料です(1件5万円から)。SBR,NR,EPに比べてフッ素ゴムは配合例の文献が少なく、どの会社のどのグレードを選んだらよいか迷ってしまうことが多いのです。またフッ素ゴムメーカーに聞いても自社グレードが推奨しますのでどの会社のものがいいのかわかりません。ユーザー側に立つと、この問題をどうやって解決するか。というわけでこのサービスを始めました。 ちょと生命保険をどの会社のものがよいか比較して選ぶ独立系の保険代理店(たとえば「保険の窓口」)と同じことをフッ素ゴムでやってみたのです。
www.rubberstation.com/Fluoroelastomerconsultant をご覧ください。

アジアのブタジエンがこの1ヶ月に$200/MTも上昇し、11月末の$700/MT、2月末の$960/MTと$300/MT(合成ゴムとしてBRで¥30/kg以上、SBRで¥20/kg以上)も値上がりです。確かに昨年末はブタジエンが安すぎでこのレベルはあり得ないとおもっていましたが。シンガポールでエチレンクラッカーの故障、今後のアジア地区の定期修理でアジアのブタジエンが不足気味です。昨年6月にあったブタジエン高騰の再来か?
これにつられて天然ゴムの市況価格が値上がりしてきました。値上がりの理由は、
①3-4月はラテックスの減産期(ウィンタリング期間)になり、そもそも原料が不足
②タイ、インドネシア、マレーシアが輸出規制を実施、さらにベトナムは原料ストップで生産停止時期
③ブタジエンが急騰で、合成ゴムSBR,BRの価格があがるので競合品の値上がりで、天然ゴムの買い取り価格上昇を期待。というわけです。3月4日午後に日経新聞社の記者より天然ゴム上昇の理由を聞かれ、電話で取材に応じました。その説明したとおりが5日に日経新聞朝刊19ページマーケット総合2面に載っています。こちらのブタジエン、天然ゴムとも今後の動きに注目です。
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