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Lanxessが合成ゴム事業をLanxess50%,サウジアラビア石油化学会社50%合弁会社に移管 [海外]

世界一の合成ゴム会社Lanxessが合成ゴム事業を、サウジアラビア石油会社ARAMCOと50%づつ出資する合弁会社に移管する、と2015/9/22に本社で発表がありました。発表プレスリリースは以下の通り、(Lanxessのホームページよりダウンロードしたものです)http://lanxess.com/en/corporate/media/press-releases/ 。 つまりLanxessは合成ゴム事業をそと出して、本体は特殊化学品を主体の会社にしていくということです。合成ゴム事業を1600億円でARAMCOに半分売却したとも言えます。加藤はこの件を今年当初からある程度つかんでおり、今年4月の日本ゴム工業会資材関係講演会でも以下のとおりにこの件を業界の方に発表して伝えていました。(その時点ではAramco40%という話でしたが)11月に交渉が固まり発表になると聞いていましたので公表が1か月早くなったようです。
この背景を考えてみると、 合成ゴム事業はLanxessといえども、簡単には利益がでる(十分な高い利益がでるという意味)事業ではなくなった。見切ったということかもしれません。生きていくためには、原料(ブタジエン、エチレン、プロピレン)を安く調達できるパートナーをいっしょになるしかない。ARAMCOから安いC2,C3,ブタジエンを提供してもらえれば、SBR,BR,NBR,EPDMも今より安く製造でき、競争力が付く。しかし新会社は50%がサウジアラビアの会社ですから、営業方針も変わる可能性も十分あります。CEO社長はLanxessから、CFO財務はARAMCOから出すとのこと。今後アジアで、SBR,BR,EPDM,NBRが供給過多になることを見越しての結論でしょう。ARAMCOは石油の価格が今後も安くなるので、付加価値を上げて販売したいとの考えもあるのでしょう。ARAMCOは住友化学と合弁でサウジにEPDM工場を建設予定です。するとLanxessのEPDMとこの住友化学のEPDMはぶつかる。どうするのでしょう?住友化学とLanxessとARAMCOの合弁??それとも住友化学サウジEPDM計画が中止?
Lanxessは中国のEPDMとNBR事業が懸案のはず。中国のEPDMは1ラインはフル生産、2ライン目も稼働開始、中国NBR合弁はSINOPECがどう出てくるか?ブチルゴムではExxonmobilとLanxessの2強が、SABIC(Exxonmobilと合弁会社あり)とARAMCOのサウジ同士の2強になるかも。
今後もこの動きに目を離せません。
Lanxess社のプレスリリース(複写)
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加藤事務所の日本ゴム工業会での講演資料より2015年4月8日
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ベトナムVRGJAPAN 、 正しいフォーの食べ方 [海外]

今週はベトナムの天然ゴム製造販売会社、当社子会社VRGJAPANに出張。社内でベトナム側の会長と事業計画打ち合わせ、営業部員採用面接(ベトナム語でなく、英語で面接)、経理課長と月次決算の打ち合わせ、来月のイラン出張の件と VRGJAPANの社長としてやることがいろいろあります。さらに親会社のVRG(ベトナム最大の天然ゴム国営会社で社員13万人)の会長、社長に、子会社のVRGJAPANの事業報告に伺い、今後の協力、各工場の工程改善の要請、打ち合わせと忙しく1.5日間が過ぎました。写真は新しいビルに移転したVRG本社の様子、 と VRGJAPANが入居しているビル(中央右のビルの6階にVRGJAPANのOFFICEがあります)です。帰りのベトナム航空機は夜行便で3時間しか寝れず、成田から会社へ、それらか会合3件、会計士との月次打ち合わせと決算打ち合わせ。と忙しい一週間でした。
ベトナムでの昼食はベトナム料理で有名な麺(お米の麺)のフォーで、社員と近くの店に食べに行きました。1杯約300円です。小さな店ですが美味しくて外国人も食べに来ます。日本のフォーとちょっと違って、本場ホーチミンシティーのフォーは、ハーブの葉、香草、もやしをたくさん入れます。唐辛子も入れます。それにライムを絞ってさっぱりした味に。さらにこの店ではフランスパンも入れます。これも結構おいしい。さすが昔フランスが支配していた時期があるので米麺にフランスパンです。フォーの語源がフランスのポトフpot-au-feuのフーからきたという話もあり、麺が見えないぐらい、新鮮なハーブをどんどん入れます。
来週から3週間連続で3日間の台湾出張です。台湾行に定期券を買ったほうがいいかも。
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中国企業が米国大手ゴム部品メーカーを買収 [海外]

先週は日本ゴム輸入協会の会合で石川県へ。今年から日本ゼオン社も日本ゴム輸入協会の会員になられたとのこと。これでJ,N,A,S社と大手SBRメーカー全社が会員に。SSBRを日本に輸入するから、そもそも天然ゴム主体の日本ゴム輸入協会に会員になられたとか。当社も会員です。その後懇親ゴルフ会にも参加。
海外をみると、LANXESSが欧州の大手石化メーカーのINEOS社と提携もうわさが。LANXESSのその後の動向が気になります。合成ゴム事業部の再編の始まりか?
米国大手ウェザーストリップ(自動車のドア、窓枠シール)シールメーカーのHennigesAutomotiveが中国ゴム会社に買収されたとのニュースもびっくりです。この会社は昔のMetzelerです。20年前は世界の1,2位のウェザーストリップの会社です。中国はタイヤではPirelliを買収しましたが、今度は自動車ゴム部品メーカーの買収です。ロシアの極東地区の石化工場を中国化工が買収する話もあり。中国は金で技術と原料、ブランド名をまるごと買ってきています。
日本もまごまごしていると買収されるケースがでてもおかしくない。
そんなことを考えながら今9月のゴムタイムズ紙の載る「世界のゴム事情」の原稿を書いています。今週はベトナムに1泊3日の出張です。
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日本ゴム協会九州支部で発表 [材料相場、需給]

先週は日本ゴム協会九州支部でゴム技術研究・事例発表会で世界の合成ゴム、カーボンブラック市場についてというテーマで講演しました。その一部は以下のとおりですが、世界の合成ゴム、カーボンブラックメーカートップ10社の紹介とその各社の特長を説明しました。このゴム技術研究発表会は技術的テーマの発表が多いのですが、グローバル化がすすむゴム業界では技術者の方にも世界の合成ゴム市場でなにが起こっているかを知ってもらいたく、講演しました。
今週は世界的に有名な某大手証券会社の招きで、日本の合成ゴム会社の置かれた立ち位置、中国ショックの影響などを海外のアナリスト、ファンドマネージャーに講演します。1時間英語の講演です。
9-10月は海外出張が続きます。 メキシコ、米国、台湾、タイ、 インド、イラン、トルコ、ベトナムに出張予定です。イランまで行ってきます。ちょっとハードかな?
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