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ブタジエン相場下落 [材料相場、需給]

ナフサ価格の下落を続き、それに従いブタジエン価格も下がっています。
ブタジエンはついに$925/MTまで下がり、ナフサも$430/MT程度に。
下の加藤事務所作成のグラフのとおりですが、
これでは7-9月のナフサ、ブタジエン価格が4-6月平均よりかなり下がります。
原因は中国の減速ですが、株ショックもあり、減速要因以上に相場がさがっている気がします。
中国は相場が下がると、急に需要がぱっと消える国ですから、どうしても相場が乱高下します。
合成ゴム価格もアジアでは価格が下がり始めており、国内市場ではナフサブタジエンフォーミュラー式では、10月、または11月からは、この3ヶ月で上昇した幅以上に大幅に下がるでしょう。この中国の減速は当分続くでしょうから、2015年後半は合成ゴム価格安です。天然ゴムの同様ですが、すでに採算割れしれいるレベルですから、これ以上には下がらないのでは?
 今後も注目していきます。
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日本ゴム工業発祥の地(東京上野)見学、 シンガポール出張 [ご紹介]

先週休みには東京上野のある日本ゴム工業発祥の地、三田土護謨工場(土屋ゴム)創業の記念碑を見てきました。下の写真のとおり地下鉄銀座線稲荷町駅から徒歩4分ぐらいの、上野小学校、台東区区民室内プールの脇にあります。昭和46年に日本ゴム工業会と三田土会によって建立された石碑です。明治19年に松前藩士の四人の兄弟が日本で初めてゴムの熱加硫法に成功し、ゴム製造所をこの地に創設したとのことです。三田土護謨の工場としてこの地にスタートし、その後地下1階地上3階の工場になりました(建設は大成建設)。
石碑には「明治十九年(1886年)十二月ニ日 蝦夷松前藩士であった土谷秀立 田崎忠篤  田崎忠怒 田崎長国の四兄弟が 日本で始めてゴムの熱加硫法に成功し 土屋 護謨(ゴム)製造所を東京市浅草区神吉町十五番地(現東京都台東区東上野五丁目 十五番地)に創設した この製造所は 後年発展を重ね三田土ゴム製造株式会社 に改組されたが エボナイトの製造をはじめ幾多の技術的開拓は 今日隆盛 を極める我が国ゴム工業の大きな礎石となっている ここに日本ゴム工業史 上不滅の功績を讃え 有志一同相謀り誕生の地に建碑し永く後世に伝えるも のである  台東区長 上森 貢 撰文並びに謹書
   昭和四十六年三月吉日  日本ゴム工業会  三田土会 建立」 と書かれています。
また建物の写真は大正6年竣工の三田土護謨の工場で大成建設のサイトから複写です。
ここから日本のゴム工業が始まって、今年で129年です。日本ゴム協会誌に元ニチヤスの山田さんによるゴムの「配合師」の論文がありましたが、昔の配合(三田士ゴム法、ダンロップ法の2種類が当時は主流の配合で加硫促進剤がない当時ですので、加硫は1時間近くかかっています)を思い浮かべながらゴムの歴史の思い起こしました。
また先週は8月7日に1日間だけシンガポールに出張でした。夜行便で行き1泊だけです。インドの合弁会社の経営会議ですが、両社が中間地点のシンガポールに集まり、今後事業計画に打ち合わせです。実は7日は今年だけシンガポールは休日になりました。シンガポール建国50周年で特別休日になったそうです。それを知らずに出張してしまい、街が静かで休日ムード。町中にSG50のマークだらけ。リークアンユー元首相の功績を祝うモードでした。もっとも日本人駐在員は結構働いて、そちらの会合もしてきました。
写真は町の様子、 インドネシアバタム島へのフェリー。
少なくとも東京はシンガポールより暑いです。
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墨東ゴム工業会で講演 [ご紹介]

7月14日に東京の墨東ゴム工業会 http://bokuto-rubber.com/ で ゴム原材料の市況について講演をしてきました。下のゴム化学新聞7月25日号の記事のとおりです。ナフサ価格下落、中国需要後退で、合成ゴム、天然ゴムの価格が下がり、一方4-6月はブタジエン工場のアジア地区での定期修理が重なったことで値段が急騰しましたが、これも7月上旬をピークに元のレベルに下がりつつあり、たぶんこのままブタジエンは供給サイド、需要サイドがともに心地よいレベルと感じている$1000/MT前後になっていくでしょう。ナフサがちょっと4-6月で上がったのでナフサ分だけですと8月は¥5/kg程度あがり、ブタジエン分で¥30/kg程度上がり、結果その平均ぐらいあがるでしょうが、その先11月(7-9月分相場反映)から、また下がるでしょう。なにかナフサがずるずる下がってきている様子ですし。その他カーボンの話、街のガソリン価格の動きをみればEPDM価格がわかる 等の話をしました。
東京には墨東ゴム工業会http://bokuto-rubber.com/ と 葛飾ゴム工業会 http://katsushikarubber.com/があり、すばらしい活動を続けています。
同じようなゴム関係の地域的な工業会として 兵庫ゴム工業会(兵庫県ゴム工業協同組合) http://www.hyogo-gomu.or.jp/、大阪ゴム工業会 http://www.ogk.gr.jp/  九州ゴム工業会 http://www.kyushu-rubber.com/ 、中部ゴム工業会、 岡山ゴム工業会 等があります。
来週は日本ゴム工業発祥の地を紹介します。
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