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原料メーカー事故続き [材料相場、需給]

この春はゴム原料メーカーでの事故、供給停止がいくつか続いているのが心配だ。
昭和電工大分 エチレンプラント 5月まで停止: 旭化成ケミカルズのSBR,BR、キャボットのカーボンブラック(昭和電工からカーボンブラックの原料 エチレンボトムオイルのCABOT下関工場向けの供給が停止)、ゴム薬品原料の二硫化硫黄の原料供給が停止。
三井化学大竹 レゾルシンプラント 火災爆発事故 1年は停止か: タイヤコードのRFL処理の原料が停止。代替品は住友化学とINDOSPEC社
タイBSTELASTOMER 火災事故 半年は停止か?: タイのSBR、BR工場が停止。 年7万トン、5万トンが当分供給不可。タイにある日系タイヤ工場とSBR,BRを使うゴム工場は主原料が無くなり、他国から緊急輸入か?
 この数年ゴム、タイヤ原料メーカーの製造ラインはフル運転してきたため、プラントに無理なストレスがかかっている可能性があり。東ソー、三井化学、タイBSTのケースでは、定期修理や、豪雨の緊急停止時に手順の誤って作業をして、火災となった可能性が高く、最近のプラント作業員のレベル低下が心配される。
このことはタイヤ、ゴム工場でも同じで、ベテラン作業員が引退していったあと、マニュアルに書いてない運転(特に異常運転時、緊急時の)ノウハウが継承されていないと事故が起こる。 
材料の供給が止まると、昨年の大震災と同じことが起こる。日ごろから代替品の評価、調達ルートの確保(少量定常的に購入しておくこと)が大切であろう。
 

訃報 [番外編]

訃報: 弊社 取締役会長加藤嘉吉(加藤産商㈱前社長、前会長)が 平成24年4月24日享年89歳にて永眠いたしました。ここに生前のご厚誼を深謝し謹んでご通知申し上げます。
4月27日午後6時より通夜、28日午前11時より告別式の葬儀を
東京 築地本願寺 第二伝道会館にて取り行いました。詳細は 
http://rubberstation.com/Kakichifuneral.pdf をご覧下さい。
皆様からの故人への生前のご厚情に感謝申し上げます。


お陰様で無事27日、28日と葬儀を執り行うことができました。ゴム、化学品業界から200名を超える
ご会葬者、2大メガバンク頭取様、上場ゴム会社よりを含め50以上のご生花を戴き、また多くの大会社、タイヤメーカー4社の購買担当役員様をはじめ数多くの弔電を戴き、誠にありがとうございます。父 嘉吉会長も喜んでいると思います。
父は戦後より家業の加藤清吉商店(後の加藤産商)を引き継ぎ、50年以上も社長、会長をやり、この10年は加藤事務所を会長として手伝ってくれました。10年程前には東京、日本橋兜町の町会長を数年間やっており、中央区大江戸まつりの大会委員長も務めさせていただきました。常に会社のこと、業界のことを心配しておりました。業界の皆さんのご厚情、ご協力があってこそ、できた仕事であり、お陰様で幸せな人生を送ることができました。改めて皆様に心よりお礼を申し上げます。

株式会社 加藤事務所 代表取締役社長 加藤進一

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CHINAPLAS2012 + 三井化学レゾルシン工場爆発事故 [海外]

<追加情報> 22日に三井化学岩国大竹工場 レゾルシン工場が爆発炎上し死者も出ました。レゾルシンはタイヤ、ゴム用接着剤の原料です。これについては 加藤事務所ラバーステーション ゴム関係ニュースhttp://www.rubberstation.com/RubberPartsNews.htm をごらんください。

18日に上海CHINAPLASに行ってきました。当社が代理店をしている台湾機械メーカーJINGDAY,KNEADERMACHINERY社が中国子会社WUXI 陽明ゴム機械を通じて出展していましたので、その応援もあったのですが、中国のゴム材料マーケットの現状をみたかったからです。ほぼ日帰りのような日程でした。 出展2700社、来場者数4日間で12万人(海外からの来場者3万人)です。http://www.chinaplasonline.com/CPS12/Home/lang-jap/Information.aspx がCHINAPLAS2012のサイトです。90%の出展はプラスティック関係で、樹脂成型機械メーカーのブースも目立ちます。 昨年の広州でのCHINAPLASより参加社数も増えています。
中東の樹脂メーカーSABIC等と韓国の樹脂メーカーの出展が目立ちました。これからも中東の安い樹脂がどんどんアジアに入ってくるでしょう。また中国のフッ素ゴムメーカー、CSMメーカー、ゴム機械メーカー、OFFSPECゴム供給会社あたりが面白かったです。ゴム材料だけでいうと3月の中国ゴム工業会総会展示会の方が出展数が多かったようです。
ロシアの合成ゴム2社も出展しており、中国への販売が10%程度あるそうです。以下に18日の出展の様子をお見せします。
日本からはゴム、エラストマー関係では、三井化学、三菱化学、タケモトデンキ(配合薬品計量装置(中国工場をスタート))、永和化成等が出展していました。
19日は墨東ゴム工業会総会(東京)で2012年度ゴム業界の近況と展望、20日は日本ゴム精練工業会総会(滋賀)でゴム資材の最新情報と 世界のゴム練り業界の話題 を講演してきました。ロシアのゴム部品メーカー、ブラジルのゴム練り会社、南アフリカのゴム練り会社、インドとインドネシアのゴム練り会社の紹介、国内ブタジエン価格の推移、カーボンブラックの生産コストの推移等の話をしてきました。来週は大阪、高知、名古屋に出張です。
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ブタジエン値上げ、日本ゴム工業会講演 [材料相場、需給]

先週4月9日に日本ゴム工業会で資材関係の講演をしてきました。2時間の講演の主なテーマはブタジエン値上げによる合成ゴム値上げでした。確かに合成ゴムメーカーが調達する国内ブタジエンの価格は4月から大幅に値上がりし、国際相場に近くなってきています。さらに国内ブタジエンの生産が減り、合成ゴムメーカーは輸入ブタジエンを調達する割合を増やしており、その分高いブタジエンを購入することになります。ナフサ+ブタジエンリンク制価格は待ったなしになりつつあります。しかし合成ゴムメーカーは調達している国内ブタジエンの価格やその割合は実際説明していません。これではどう判断してよいか分らないままです。 というわけで今回の講演ではそのあたりの解説をしてみました。講演に参加された方にはいろいろな具体的な数字を説明しましたが、指数でいえば以下のグラフのような感じです。合成ゴムメーカーのブタジエン調達は輸入品の割合がかつての数%から4月以降は15%以上になりましたからその分もこのグラフ以上に平均ブタジエン調達コストがUPしました。
 今年はC重油値上げ、電力不足によるゴム原材料値上げに出てきます。 自動車メーカー調達部門の方、是非ゴム原材料コストが実際かなりUPしてきていることご理解ください。
 11日には当社の新しい社員の歓迎会を開きました。東京丸の内のレストランでしたが、その席で私の誕生日(55歳)のお祝いがサプライズであり、びっくり感激です。社員も皆さんありがとうございました。今年もまたがんばります。
来週は一日だけ上海のCHINAPLASに行ってきます。19,20日と墨東ゴム工業会と日本ゴム精練工業会で資材関係の講演をします。
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合成ゴム、カーボンブラック値上げ [材料相場、需給]

先週は台湾に4日間行き ゴムスライス機のテストをしていました。下の動画の機械でゴムスポンジを1mmとか0.5mmの厚みにスライスします。某ゴム会社向けのテストをしてきました。
さて日本では合成ゴムの値上げ交渉の真っ最中です。調べると2011年10月以降輸入のブタジエンが増えてきており、国内ブタジエンの不足が顕著化し、また国内石化メーカーが大幅なブタジエンプレミアム価格を要求しており、合成ゴムメーカーはどこもナフサブタジエンリンク制へに移行をお願いしています。いままでナフサリンクをしてきたユーザーはブタジエンにもリンクすることにかなり理解を示しており、あとはどのポイントで移行するかです。どうも今のブタジエン、ナフサの市況ですとMAX¥50/kg程度の値上げになりそうですが、ブタジエンが下がれば合成ゴムの価格も自動的に下がります。
 カーボンブラックの値上げも2社発表されました。下のカーボンブラックの原単位(予想)のグラフを用意しました。一回下がって最近上がりという感じです。
来週9日に日本ゴム工業会で2時間原料資材関係の講演をしますが、まだプレゼン資料を作っているところです。間に合わせなければと毎日深夜まで頑張っています。
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中国ゴム工業会RUBBERCONFERENCE&EXPO参加 [海外]

3月20-21日と中国青島市で開催された中国ゴム工業会 2012年年次総会とゴム展示会 RUBBER CONFERENCE&EXPOに参加してきました。中国語と英語の同時通訳付きで現在の中国ゴム産業の現状、今後の天然ゴムの需給見通し、中国合成ゴムの2015年までに需給バランス等興味のあるテーマでの発表が数多くありました。日本からもブリヂストン、東洋ゴム工業、東海ゴムがタイヤ、防振ゴムの発表をされていました。
いまや世界の天然ゴム、合成ゴムの相場をきめている中国ですが、私は今回の発表を聞いて、簡単にいうと2012年は天然ゴムの高騰はない。中国は昨年につづき低成長(といっても年率6-7%UPですが)。合成ゴムもSBR,BRは2015年にかけて余る!! 新設SBR,RB工場が完成するが需要がそこまで増えない。 EPDMも2012年はアジアでは、大不足にはならない。瞬間的には中国でEPDMが余ってる。
 世界合成ゴム製造者協会(IISRP)のMrJames McGraw 会長とも今回青島で個人的に話しましたが、やはり合成ゴム需給のゆるみを感じていました。
また再生ゴム分科会の発表を面白く、中国では日本の150倍(年300トン)の再生ゴムが生産されメーカーの数は300社以上あります。これも用途開発、EU REACH規制に合わせて中国の再生ゴムの再生油がPCA規制にあわせて変更される話がでており中国のすばやさを感じました。
写真はRUBBER CONFERENCEの発表の様子(中国ゴム工業会、ブリヂストン)、EXPO会場の様子です。
今週はまた台湾出張です。3週間連続の海外出張です。
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値上げの季節   台湾機械 [材料相場、需給]

数日前まで台湾に出張して下記のようなゴム、エラストマのペレット品と作る機械の完成立会いとOリングの精密仕上げ機械メーカーで試作をしてきました。Oリングのエッジの部分をカットする機械で米国にかなり輸出しているとのことです。これも何か商売拡大のねたになるにおいがします。
ブタジエン高騰を理由に大幅な値上げ交渉が始まりました。値上げの幅もそうですが、今回は合成ゴムメーカーがなんとかこれを機にブタジエン+ナフサリンク制に価格フォーミュラーを変更してくれとの強い意志が感じられます。昨年秋の交渉は不発でしたが今回はどういう形にしろ、かなりまとまるでしょう。数字でみると今回は価格交渉で決めるより(たぶん¥60から80/kgぐらいの値上げで20%以上の値上げか)、ブタジエン+ナフサフォーミュラーに移行したほうが値上げ幅が少ないでしょう。なんとかブタジエンフォーミュラーに誘導したいとの狙いが感じられます。あとは現在合成ゴム価格がいつのブタジエンレベルであったかという議論が残ります。2011年平均をとるのが妥当な数字なところでしょうか?またアジア相場ブタジエン分の割合も問題です。某社は50%としていますが、今はまだそこまでいっていないでしょうが、2年先にはそこまでいく可能性があります。
4月に日本ゴム工業会資材関係の講演をしますが、資料集めでバタバタしています。
明日から4日間中国に行き、中国ゴム工業会主催ゴムCHINA RUBBER EXPO展示会とシンポジウムに参加して、天然ゴム合成ゴムの今後の見通しの講演を聴いてきます。現地より皆さんへ報告する予定です。翌週は台湾でまた2日間打ち合わせと試験、その翌週がインド行き?
これではちょっと体がもちません。
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震災から1年たって / ロシアのゴム会社 [ご紹介]

今日で東日本大震災から1年が経ちました。この一年日本のゴム業界は、大震災ゴム工場/材料工場被災、材料供給停止、自動車生産大減産、超円高、タイ水害、原油高騰、ブタジエン高騰、合成ゴム値上げ発表と苦難の連続でした。それを乗り越え明日に向かっています。
先週の当社の日本ゴム協会技術シンポジウムでの発表 ゴム原材料の動向とインド、インドネシア、ブラジル、ロシアのゴム産業の発表をしました。以下の通り震災後のゴム会社の変化とゴム材料の流れの変化を解説しました。またブラジル、インドネシア、ロシアの各国の現地ゴム企業の動向、材料供給、ゴム練り供給についても話しました。ご興味の方は当社まで直接お問い合わせください。
ロシアのゴム産業はなかなか分っていませんが、下記のELAD AUTOMOTIVE社はロシアでの自動車ゴム部品の大手メーカーで昨年同社の幹部と会いました。こんな会社もあるのです。
4月にかけて、日本ゴム工業会資材関係の講演、日本ゴム精練工業会総会での講演、東京の墨東ゴム工業会総会での講演をします。どれもどうしてこんなに大幅な合成ゴム値上げがあるのか?ブタジエン値上げによるゴム材料値上げはどう対処すべきか?がテーマです。今年もまた忙しい年になりそうです。
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ついにブタジエン高騰で合成ゴム大幅値上げ [材料相場、需給]

ついに合成ゴムの大幅な値上げが発表されました。特にブタジエン原料の合成ゴムはかつて無い大幅な値上げです。3月5日発表の日本ゼオンの値上げ発表はBRが¥100/kgUP, SBR77/kgUP,NBR¥60/kgUPです。
JSRでもBR¥80/kgUP,SBR¥62/kgUP,NBR¥53/kgUP, 依然よりリーズナブルな、掛け値なしの値上げをしてきた旭化成ケミカルズでもBR¥80/kgUP,SBR¥60/kgUPです。http://www.rubberstation.com/RubberPartsNews.htmにも掲示しました。
ブタジエン値上げを理由に合成ゴムメーカーはブタジエン連動制移行の大号令となりました。
確かに輸入ブタジエンは高騰しています。(国内ブタジエンも輸入ブタジエン高騰につられてかなり上がってきています。でもこのブタジエン価格は2011年夏の海外ブタジエン高騰時の相場をあまり変わりません。では昨年秋に合成ゴムは¥60/kg以上も一回値下がりしましたか? またJSRは昨年9月にブタジエンによる値上げを一回¥15/g程度実施しています(ナフサが下がりましたが値下げ幅を減らし実質ブタジエン分の値上げがありました)。だから日本ゼオンの方が値上げ幅を大きいのでしょう。どうも合成ゴムメーカーの方が今後のブタジエン高騰に怖気づいているようです。 3月2日現在 アジアブタジエン相場はUS$3500から3550/MTで先週から下がってきています。
でもBRの¥100/kg値上げから計算すると、海外ブタジエンは¥180/kgも上がった計算になります。日本ゼオンの説明によれば、調達ブタジエンは50%がナフサ連動+50%アジア(台湾)ブタジエン相場変動連動ですから。
海外ブタジエンが¥180/kg=US$2250/MTにこの一年で値上げになったか? いつを現在の価格の始点とするかによりますが、それはやや、やりすぎ。というよりも今後ももっと調達ブタジエン価格があがることを折り込み済みということでしょうか?
今回値上げはやむなしと思いますが、それにしても今後のために、合成ゴム価格の透明性を求めます。いつのナフサとブタジエン(国内とアジア価格)の価格を始点にするか、どのように計算するか、それを決めればかなり分りやすくなります。いままでの価格交渉のままでは、アジアブタジエン価格が下がったときに、ユーザーは分らず、値下げ交渉ができなくなります。それであれば、ナフサ、ブタジエンフォーミューラー制にしたほうがスッキリします。加藤も昨年11月日本ゴム工業会資材関係講演で、合成ゴムの具体的なフォーミュラー制価格を提案しましたが、今回日本ゼオンが提案されているフォーミュラー制も一つのたたき台になります。
それにしてもこの値上げ幅は大きい。タイヤ業界はすでにフォーミュラー制が一般的になり、また比較的製品値上げ(補修用タイヤ)がしやすい環境にありますが、自動車ゴム部品メーカーでは、この値上げをどう吸収するか?20%以上のコストアップですから対応に苦慮します。
これからの1-2ヶ月は価格交渉が続きます。
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日本流段取りのよさ [機械]

先週末から関西のゴム薬品メーカーの工場に台湾製ゴム機械の納入、工事立会いをしています。
土日の工事で私もマイヘルメットをつけて、台湾メーカー技術者、重機、電気、配管工事業者の方々と一緒に、配線したり、ホースをつないだり、部品取り付け、ギアオイルを機械に入れたりしていました。
土曜は8名で、日曜は15名での工事ですが、2日間でほぼ完了しました。これも日本流の段取りのよさであっという間の同時進行工事で進みました。
台湾のゴム機械メーカーはアジア各地、欧米、ロシア、中国で同じように設置工事の立会いをしていますが、多くは一週間ぐらいかけて設置工事をします。それを日本では事前の準備、当日の段取りで2日間で終えます。生産ラインを止めたくないという理由もありますが、台湾技術者は日本の工程管理、段取りのよさに感心していました。北朝鮮にPVC練りの機械を輸出したそうですが、(台湾の機械メーカーは中国籍のメーカー扱いで北朝鮮に販売でき、入国できるそうです)同じ設置工事に一ヶ月かかったそうです。
以下の写真は今回の工事の写真ですが、工事業者のプロの仕事に頭が下がります。
こんなところも日本の技術(生産管理、段取り)でしょうか?
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